夏至の日から「やかんの火」を消せないで
今日は「夏至」。一年で昼間が最も長く、夜が最も短い日。
冬至と比較すると、昼間の時間差は4時間以上もあります。 “陽熱至極し、また日の長きのいたりなるを以て也” この日から27日間は、一年の中で最も体ケアに効果が倍増する時間です。
実は冬より夏の方が冷えやすいということは皆様ご存知でしたか?冬だったら、厚めのコートや温かい飲み物など、防寒対策に体を温かくすることを心がけていますが、夏はどこにいても暑くなりますので、ついつい冷たいものをたくさん飲み、クーラーが効いた部屋の中に引きこもりたくなる時期です。皆様のその気持ち、よくわかります。
ではなぜタイトルに「今日からやかんの火を消せないで」を書いていますか?
実は日頃から冷えとりで「よもぎ温補」ケアをしている方に一言を言いたい言葉です。
体が冷えていろんな不調が出てきて、それから急いで体を温めて、不調は改善したらすぐに暖めるのをやめてしまう人がいます。それでまた不調が出たら、またよもぎ温補をで暖める。確かに体の不調は消えたりしますが、それでは根本的な冷え体質の改善ができません。
「やかんの火」は、私たちの目標を例えたものです、お湯が欲しくて、水が入っているやかんを火で温めていく。そうすることでやかんの水がどんどん温度が高くなり、80度ぐらいまで温まり、お湯が出来上がる。そうして火を消したら、やかんの中のお湯はだんだん常温まで冷めて水になる、またお湯が欲しいと思ったら、再びやかんのお水を常温から温めてお湯にし、用が済んで火を消したら常温に戻って水になる。この繰り返しだと、なかなか冷え体質が改善されません。
冷え改善にもっともいい時期は、夏至から一ヶ月です。体の中のためにため込んだ冷えを外に出す時期です。この暑さを使い、しっかり「よもぎ温補」で体の冷えを体の外に押し出して、冬の時期に楽に暮らせるようになる準備をしてくださいね!
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